住環境をRe-design(リ)デザインする | 株式会社 青木建設|徳島の注文住宅からリノベーションまで

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2022.09.26 | スタッフブログ

住環境をRe-design(リ)デザインする

某日早朝、まだ薄暗い屋外に出ると、想像していた気温よりもずっと冷たい風に少々戸惑いながら、やっと秋が訪れて来たのを感じました。
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はるか昔より、暮らしにおける様々な知恵や工夫が、現在の生活習慣いわゆる慣習となることで平穏な暮らしに結び付くと確信している大勢の方がいらっしゃいます。

某リビングには25年位前の1.5間の掃き出し窓(アルミサッシで単板ガラス)があって、一晩中点灯する街路灯の明かりや屋外からの騒音、冬場の寒さを緩和するために、比較的厚めの遮光カーテンを吊ってあります。これだけでも、かなり住み心地が改善されました。

他にも色々方法はあったのですが、2重サッシ(内窓)とすれば、はるかに高い快適性が得られる事はわかっていました。ですが、リビングを通って洗濯を干すための導線の関係上、その都度開閉の労力も増えるため却下。ガラスを断熱性能の高いものに変えたところで、剥き出しのアルミサッシ枠の結露は止められない。ましてサッシごと入れ替えることは工程や費用面で却下。さあ、どうしたものかと判断した結果が、先に述べたカーテン(+断熱・気密フィルム)となりました。

 

後になって冷静に考えてみれば、住環境で大切なのは『優先すべき導線』であって、「不便の無い、いつもと同じ使い方」だった事。「少し手順や使い方は変化するけれどすごく快適な室内環境」優先でありませんでした。

もっと踏み込んで「なぜそうなった」かを考えると日頃の家事導線に接続する部屋の温熱環境は、外部環境に曝される機会が増えてしまうため室内の快適で安定的な温熱環境が損なわれています(エネルギーロスでもあります)。

先に述べた経験によって、生活導線のデザインを平面プランに落とし込む大切さ、開口部における気密・断熱(遮熱)性能や庇など日射のコントロールこそ慎重に検討すべきであり、長持ちする良い家を設計する着目すべき優先順位はこのような状況における持続性の有無が肝心なのだと知りました。

「玄関ホール」や「LDK」、「インナーテラス」など、設計者のエゴやロマン満載の『名称』ではなく、『生活を営む重要な要素』としてとらえるべきで、部屋名の持つ意味や平面プランにおける関連性を考える大切さを理解できた気がするのです。

Fuji

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