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2020.06.22 | スタッフブログ

建物が耐える力や荷重について

建物にかかる力は直接目で見ることはできません。人が暮らす建物にはあらゆる方向からいろいろな力が加わります。徳島でリフォーム/リノベーション・注文/新築住宅を建てるなら、青木建設へ

様々な法に依って定められた基準や要求される性能を満たすことは勿論ですが、家を建てたいと思って設計する際はこれらの力を正しく評価することが重要です。建物にかかる力には風の力も含まれます。

季節風というコトバを調べると、『季節によって特有な風向を持つ風。日本付近では、冬の北西季節風、夏の南東または南西季節風が有名。』とあります。地震だけではなく、季節風のように特徴を持つ風も、その特性を良く理解しておくと、住み心地の良さにつながります。

参照:©OpenStreetMap contributors, Windy.com
リンク先:https://on.windy.com/3nqle

風圧力と地震力の違いは?

さて、水平力の2つについてより詳しく説明したいと思います。風圧力とは建物表面に風が当たり建物を押したり引いたりする力のことです。風速が速ければ速いほど、風を受ける側の建物の高さが高いほど風圧力は強くなります。

実際に建物が風を受けると建物の隅部に大きな荷重がかかりますので、建物の強度もそれにあわせて検討する必要があります。
もう一つの地震力とは、いわずもがな地震によって地盤が揺れることによって上に載っている建物にかかる力です。地震力は建物が重ければ重いほど、高ければ高いほど大きくなります。

徳島県の木:ヤマモモ

建築物をつくる際には縦横あらゆる方向からかかる力を考慮しなければなりません。
建物によって地震力を重視する場合もあれば、風圧力を重視する場合もあります。建築物(特に高層・超高層)が地震に対応するための進んだ技術として、今回ご紹介した以外にも建物固有周期や地盤の硬さで変わる振動特性係数なども影響する場合があります。

自然の力にはまだまだ計り知れない力があるものの、多様な地域特性の影響と地震の多い日本の建築物は、構造の世界におけるトップランナーでもあります。完全倒壊を防ぐための構造や工法は、近年の自然災害の頻発化・激甚化を踏まえればまだ研究の途上です。
様々な災害を経験した日本だからこそ、生み出される知恵と高度な技術は、日本独自で先端の技術といえます。
Fuji

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