感じる暑さ、寒さ～“Warm feeling（温感）”

2019.11.18 | スタッフブログ

人が温感的に快適と感じるのは言葉で言い表せば「暑くも寒くもない」ですが、

実は温度のほかにも湿度や気流、床・壁や天井の温度（ふく射）、服装（着衣量）や運動量（代謝量）など、

人それぞれの快適さには一定の幅があります。

住宅室内で冬期に暖かく夏期に涼しく過ごしたいとするのは自然な要求ですが、

そのためには室内の温度や湿度を適切に制御することが重要な課題となります。

このとき、できる限りエネルギーの使用量を削減しつつ暖冷房を行うために、

住宅の構造躯体の断熱措置や換気方法などに十分な工夫を講じることが必要です。

良好な温熱環境の住宅の魅力として、「健康的に体調良く過ごせる」「家のどの場所でも過ごせる」

「寝室が過ごしやすく夏熟睡できる」「暑さ寒さのストレスがなくなる」「光熱費が減る」等の意見が多数あります。

特に、熱エネルギーは私達が活動する空間の基本的な性能を左右する至って大切なものです。

熱エネルギーにより作られた温熱空間で、私達は生きています。

地球上は太陽熱によって作られた最も大きな温熱空間です。

太陽や自然からのエネルギーをいかにして使うか、環境負荷や経済負荷の少ないものにできるかが、

今後の大きな課題となっています。

Fuji