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2020.12.02 | スタッフブログ

換気の基礎知識

寒くなってくると換気が億劫になってきていませんか?。もう一度こまめな換気をこころがけるために、換気の基礎知識について復習したいと思います。

換気の効率は「換気回数」=「部屋の空気が一定の時間に入れ替わる回数」で測る

閉めきった部屋では、空気中のウイルスや細菌、汚染物質などが部屋の中に留まり続け、増殖するリスクもあります。そのため部屋の中の空気と外の空気を、定期的に入れ換える必要があります。

2003年の改正建築基準法では、例えば住宅の場合「0.5回/h」の換気が義務付けられており、24時間換気システム等の機器により一定の換気が確保されています。また、もちろん時には窓を開けるなどして積極的に換気を行うことも大切です。

換気の効率は「換気回数」で測られ、「部屋の空気が一定の時間に入れ替わる回数」を表しています。1時間あたりの回数で表されることが多く、「0.5回/h」なら1時間で部屋の空気が半分ほど入れ替わることになり、「10回/h」なら、部屋の空気を1回入れ替えるのに6分程度の換気で済む計算になります。「換気回数」は、部屋の空気の入れ替わりのスピードを表す指標で、回数が多いほど短い時間で空気の入れ替えが可能となります。

効率的な窓の開け方

風の「入口」と「出口」をつくることが大切

ただ窓を開けただけでは十分な換気にならない場合もあります。効率的な換気のため、いくつかポイントを抑えておきましょう。

換気には風の「入口」と「出口」をつくることが大切です。窓を1カ所開けても換気効果はありますが、空気の淀みが解消されにくいことがあります。空気の流れをつくるため、部屋の中に複数の窓がある場合は二方向の壁の窓を開けましょう。特に対角配置の窓を開けると部屋の中を空気が循環しやすくなり、効果的に空気の入れ替えができます。

POINT

● 開ける窓は 1カ所より2カ所

● 二方向の窓を開ける

● 部屋の対角線で通風するとさらに効果的

窓1カ所開け:うまく風の流れができないの図解

窓1カ所:
うまく風の流れができない

同じ方向の窓2カ所開け:新鮮な空気が部屋を循環せず抜けてしまうの図解

同じ方向の窓2カ所:
新鮮な空気が部屋を循環せず抜けてしまう

二方向の窓2カ所:空気が部屋を循環するの図解

二方向の窓2カ所:
空気が部屋を循環する

二方向で対角の窓2カ所:部屋全体を空気が循環するの図解

二方向で対角の窓2カ所:
部屋全体を空気が循環する

二方向の窓を開けると換気効果は10倍に

「窓1カ所だけ」と「窓2カ所」では空気の流れの違いは一目瞭然です。換気効率の数値も「窓1カ所=1.7回/h」「窓2カ所=16.6回/h」と約10倍もの差がつきます。窓1カ所の場合はキッチンの奥に空気の淀みが生じてしまい、空気が入れ替わるのに35分ほど要する計算です。対して窓2カ所では、4分弱でキッチンの奥まで空気が入れ替わります。

 

(YKKAPホームページより)

 

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