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2021.04.19 | スタッフブログ

春なのにヒートショック!?

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毎年冬になるとお風呂場でのヒートショックが危険!と問題になります。

でも、実は冬だけではなく、温暖で過ごしやすい春でも、誤った入浴法によって病気や事故が起こるリスクは高まります。

厚生労働省発表の「令和元年人口動態統計」によると、2019年に発生した「浴槽内での溺死および溺水」による死亡者は5690人と、同じ年の交通事故死亡者数4279人より1.3倍も多くなっています。また、浴槽での死亡者数のうち、約93%を65歳以上の高齢者が占め、特に冬場に急な温度差で血圧が上下して重大な病気を引き起こす、ヒートショックがその大きな原因であることがここ数年メディアなどで盛んに報じられてきました。

しかし、ヒートショックだけが危険なのではなく、季節にかかわらず浴室熱中症や脱水症状などによる病気や事故には注意が必要です。

長湯したり、熱いお風呂に入ることで体温が上がりすぎると、夏場の熱中症と同じようにめまいや頭痛、吐き気、ひどければ失神することも。

また脱水も危険で、41℃で15分間入浴すると800ミリリットルもの水分か体から失われるという調査結果もあるそうです。脱水症状になると熱中症と同じような症状が出るだけでなく、血液がドロドロになって心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすこともあります。

またそれ以上に恐ろしいのは「浴室で意識を失う」ことで、これによって冷たい浴室に長時間放置され低体温症を起こしたり、浴室のタイルに頭をぶつけて脳挫傷になったり、お湯を張った浴槽から起き上がれずに溺死したりといった事故が起こり得るのです。

このような不慮の事故を防ぐためには「温度」「時間」「水量」を管理することがとても大切。

高齢になると皮膚の温度センサーが鈍ってくるため熱さを感じにくくなり、熱いお湯に入らなければ肌寒いと感じることがあるそうです。しかし、42℃以上のお湯に入ると体に負担をかけ熱中症のリスクも高まることから、自分が「ちょうどよい」と感じる温度ではなく、きちんと数値で温度を管理することが必要です。

また、入浴時間を管理することも大切。入浴後5分ほどで汗が出てくるのでいったん浴槽からあがる。通常体温が0.5℃上ると発汗します。これは温熱作用が十分に得られた、というサインです。一度休憩をはさんで汗がひいたらもう一度5分入って体を温めるのが健康的です。

最後に水量について。肩の上までお湯につかると水圧で肺が圧迫されたり、足先から心臓に押し戻される血液量が増加して心臓に負荷がかかります。心臓や肺の持病がある方などは半身浴のほうがよいことも。

半身浴の場合は温熱作用が得られるまでに単純に全身浴の倍の時間がかかると考えてよいそうです。入浴時間は40℃で延べ20分を目安にしてください。

脱水を防ぐために入浴前にコップ1杯の水分を補給することもお忘れなく。ミネラル入りの麦茶やイオン飲料などを飲むと水分が効率よく吸収されますよ。

 

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