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2021.12.20 | スタッフブログ

明かりと地球温暖化

電球が生まれて、人間の生活は格段に変わりました。
みなさん、電気の灯りがない生活を想像できますか?夜の地球を見た時、日本は日本列島の形が見えるぐらいの灯りがついていることが分かります。
でも、想像してみてください。
この灯りのひとつひとつは、温暖化の原因である二酸化炭素の排出につながっていることを。
みなさん、この灯りと地球温暖化のことを考えていきませんか?

      出典元:NASA (URL: https://imgur.com/a/L1yUy#jTjU1kj)

すっかり生活に浸透してきた“LED”。省エネや電気代が安くなるって聞いたことがあるかと思いますが、例えば白熱電球が1W(ワット)あたり15lm(ルーメン)前後に対して、今日のLED電球は効率の高いもので1Wあたり100lmを超えます。原子力発電が思うように稼働できない今日では、まさしく日本のエネルギー政策における救世主的存在になっています。

☆明るさの単位:lm(ルーメン)

LED器具にはLEDモジュール一体型が数多くあります。
一般にLEDモジュールは4万時間の寿命が多く、これは1日10時間点灯した場合、年間で約3000時間になり、計算上では13年半も持つことになります。

しかしこれはLED照明器具にとって良い使用条件下でのことで、実際の使用環境が考慮されているわけではありません。また、照明器具を「LEDランプに交換すれば、いつまでも使える*」と考えるのは誤りです。

LED照明は正しく使いましょう-本来使用してはならない照明器具に使うと発煙、発火などの原因に!-[PDF形式](消費者庁)

(注)LED照明における「寿命」とは、新品時の光量を基準として、その70%程度に低下した状態を指すとされています。

他の一般的な家電製品と同じように、一定期間が経過したら何の問題がなくても一度点検してみることをおすすめします。

白熱電球に置き換えて使えるというレベルのLED電球が登場したのは、2009年のことです。 つまり、LED電球の歴史はまだ10年程度ということです。照明器具を設置して8~10年経つと、外観に変化や異常がなくても内部(電源・端子・基盤等)の経年劣化が進行している可能性があります。
器具の種類や使用環境の状況によって、悪い条件では寿命が短くなる恐れがあり、つまり寿命が4万時間と言っても、それは予想値で保証値ではないのです。(※)

※…(一社)日本照明器具工業会ガイドでは照明器具の「適正交換時期」を8~10年(1日10時間点灯換算約29000時間~約36000時間)、「耐用の限度」を15年(約54000時間)としていますが、照明メーカは「適正交換時期」を器具の寿命と考えています。

LED器具の消費電力は従来の蛍光灯に比べ約1/6と大幅な省エネ効果がありますので、約9ヶ月程度で元が取れます。また、技術革新や市場拡大によりLED器具は年々価格が安くなる傾向にあります。そのためメーカは今後より高い効率のものや調光・調色機能を加えたりするなど、最新器種の開発によるバージョンアップを図って、できるだけランプ(器具)の寿命が来る前に器具交換を勧める方向になっていると考えられます。

LED照明器具もスマートフォン同様に電子部品からなっていることを考えると、従来光源用器具とは違った感覚で器具を選ぶことが求められるでしょう。

消費電力の少ないLEDを利用することは、CO2の削減に貢献できます。CO2の排出量は電力に比例するためです。つまり、LEDの導入は、単純なコスト削減対策だけではなく、個人の社会貢献の一つとしても重要な役割を担うのです。
Fuji

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