青木建設
質問の多い工務店
最後にたどり着いた工務店は、
質問の多い工務店でした。
2024.07.25 | スタッフブログ
昭和50年竣工の階段室で昔ながらの施設です。
一部のお客さんと従業員さんだけが昇降する階段で今までなにも気が付かないまま使用されていました。
ある時若い従業員の方から 階段に手摺を着けて欲しいとの要望があり 言われてみれば確かに!と思いすぐに相談。無事に稟議は下り トントン拍子で話が決まったみたいで今回の現場調査に至りました。
担当の方から話を受けた私自身もこの施設の耐震改修その他もろもろで来店してるんですが全く気にしてませんでした。
さっそく図面で下地確認をすると階段壁は一部はコンクリートブロックでした。作った当時の施工が荒いとアンカーが止まらず 手摺受けブラケットの固定ができない可能性が浮上…
工事業者と最悪の場合の施工方法を準備して いざ取付へ!
下穴を慎重に一カ所ずつ空けていき最後まで問題もなく、電気の線や鉄筋に干渉されることなく完了しました。
結果的には問題なく終わり涼しげな顔で担当の方に最終確認してもらいました。
仕上がってみると何の特別感もない手摺ですがこれだけの話が詰まった初めての手摺です。
それと若者の視点や発言力 恐るべし…
アルミ手摺受けブラケット取付
手摺フレーム加工取付(コーナー部分や曲がり部分は切込みを入れて手曲げで角度調整
手摺樹脂部分は柔らかくする為にヒーターやお湯の中に漬けてから硬化する前に取付して完了しました。
これまで以上に安全に階段を利用していただきたいと思います。
当たり前なことの見直しって大事ですね。日頃からいろんな視点で仕事に取り組みたいです。