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2019.09.02 | スタッフブログ

アウトドアキャンプからのフィードバック~快適な温熱環境とは

住み心地を意識する良い機会になるのが、アウトドアでキャンプを体験することだと思います。本来は非日常を楽しむレクリエーションとして捉えるのが一般的かもしれません。

そこでテントで居心地の良い「住まい」にすることを目標に考えたとき、様々な問題があることに気がつきます。

「テント」に限って挙げれば、テクノロジー的には、透湿防水性のある生地や形状、通気の構造、断熱の方法などがありますが、住宅建築での人を包む空間を構成する素材(おもに窓や外壁、床等の断熱性能のある素材)を外皮(がいひ)と呼びます。

テントを快適にする上で大切なことは、建てる際に方位や高低差を確かめたり日射や通風を工夫し、調理器具や照明器具などを持込むことなどで随分快適な「住まい」に近づきます。

建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律は、「パリ協定」(2016年11月発効)を踏まえた温室効果ガス排出量の削減目標の達成等に向け、住宅・建築物の省エネルギー対策の強化を目的に施行されました。省エネルギー等の観点のみならず、室内の温熱環境の改善につながることから、居住者等の健康の維持・増進や執務環境の向上等に寄与すること…となっています。

 

住宅の省エネ性能の評価には下記の2つの基準を用います。

・住宅の窓や外壁などの外皮性能を評価する基準

・住宅設備等の一次消費エネルギー消費量を評価する基準

日射や風雨の強さなど気象の変動に影響されにくい、快適な温熱環境をつくるには外皮性能(いわゆる断熱)や換気・調湿にどう配慮するか、そしてエネルギー量消費をどのように対処するかが重要になります。壊されにくい構造や水没しない場所を選ぶなど、気候や気象の変動を想定し事前に準備しておく事で、安全で快適なライフスタイルの構築につながると思います。

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