タワーマンションとレジデンス、アパートメント、ハウスとコンドミニアムって? | 株式会社 青木建設|徳島の注文住宅からリノベーションまで

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2022.07.25 | スタッフブログ

タワーマンションとレジデンス、アパートメント、ハウスとコンドミニアムって?

「マンション」という言葉のイメージは、日本人になじみ深いですが残念ながら和製英語です。
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英語の「マンション※」は、ゲートから車で何分も走ってやっと館の玄関に着くような大邸宅(迎賓館のような公邸など)のニュアンスとなります。日本のイメージである集合住宅の一室を表すものではありません。
木造の賃貸用集合住宅の日本でのイメージである「アパート」との差別化を図るため、コンクリート製の割合に設備の良い集合住宅の呼称としてイメージ先行の和製英語になったと思われます。当然「タワーマンション」も同じく理解できない和製英語の代名詞となります。

mansion※の語源とされるもの;「とどまる場所」を意味するラテン語「manere」に由来するといわれています。

では、最近よく目にする「レジデンス」とはどんな意味になるのでしょうか。
辞書によれば「居住」、「滞在」、「在住」、「そこに住んでいる人」を指しますので、どちらかといえば状態を表すフレーズに近く、日本語での「レジデンス」のイメージとして使われる”大きく立派な邸宅”といった名詞的な使われ方はすこし意味不明です。「マンション」よりは、まだましですが英語解釈無視なネーミング、最新の和製英語となりつつあります。

ちなみに、さきほどの「アパート」についてすこし誤解を解くと、英語の「apartment」は建物の内部を複数に区切り、それぞれを独立した住居として居住用として供与する集合住宅の部屋であり、木造の賃貸住宅とは限りません。むしろイギリスでのapartmentは都市の中心部であれば、歴史的建造物の「居住区画を示すもの」で、どちらかというとそれなりに立地も良く、高級で設備の整った貸しアパートメントのイメージとして使われます。
戸建てはとても高価で到底庶民が所有(新築)することができない事情もありますが、立地を条件にした言いまわしで、「良い建物に住んでいる」といったリスペクトが感じられますね。

「コンドミニアム」(condominium)とは建物の形の問題ではなく、どのように造られてどう売られているかの形態を指しているといえます。
一般的に以下のような目的・条件で建てられたものを指します。
・一人の人間(会社)によってまとめて作られ売買を目的とした建物群
・それぞれ個々の部屋・建物に所有者がいる
・似たような部屋、建物が並んだグループ
これらの条件を満たしていればコンドミニアムになりえます。ちょうど日本語の「分譲住宅・分譲マンション」に近い考え方です。

さて最後の「ハウス」(house)は言うまでもなく日本語のニュアンスと英語の意味がほぼ一致する言葉になりそうです。日本の家は販売形態が複雑になるにつれ、理解不可能な和製英語を生み出しました。日本の文化的側面を表す流行(語)としての代名詞の役割も果たしてきました。つくづく日本語は難しいものだ、とあらためて思った次第です。
Fuji

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