青木建設
質問の多い工務店
最後にたどり着いた工務店は、
質問の多い工務店でした。
2020.02.10 | スタッフブログ
バリヤフリー、ユニバーサルデザインなどの言葉は、建築にまつわる用語としても有名ですが、文字のデザインにも、見え方の多様性に配慮するために見やすく読みやすい文字を選ぶことが欠かせません。
「フォント」とは印刷や画面表示に使い、デザインに統一がある一そろいの文字(書体データ)を指す言葉です。
誰にとっても見やすく、読みまちがえにくいユニバーサルデザインフォント(UDフォント)が近年数多く開発されています。
モリサワ : https://www.morisawa.co.jp/
読みやすいのはもちろん、遠くからでも見やすく読み間違いがないように、可読性や視認性、判読性が高くなるようにデザインされており、様々な製品や広告などで使われています。文字や文章の「読みやすさ」は、可読性、視認性、判読性という3つの要素から成ります。「可読性」とは文章が読みやすいか、「視認性」とはパッと見た瞬間の認識しやすさ、「判読性」とは誤読がないか、という指標です。
モリサワ UDデジタル教科書体 :https://www.morisawa.co.jp/topic/upg201802/
ちなみに小中高の学校教育で使用する「UDデジタル教科書体」は、教育現場の要望に応えるため、ヒアリングや検証をもとに改良を重ねながら10年にわたり「書体のモリサワ」が開発してきた書体で、ユニバーサルデザインフォントなら有償がほとんどで値段もそれなりにするデザインフォントが多い中、Windowsの標準フォントとしてその一部が組込まれた(※組込みフォントとして)のはとてもありがたいです。MORISAWA社の哲学には脱帽です。
組込みフォント:https://www.morisawa.co.jp/products/fonts/embedding/
MORISAWA BIZ+ : https://www.morisawa.co.jp/products/fonts/bizplus/
優れたデザインフォントであれば、同じ文章であっても見た目のイメージから醸し出す印象が変わります。これは建築に置き換えると、同じ役割であっても優れたデザインが与えるイメージは大きく変わるものだと確信した次第です。
Fuji