青木建設
質問の多い工務店
最後にたどり着いた工務店は、
質問の多い工務店でした。
2020.07.28 | スタッフブログ
住宅が「築30年で使えなくなる」「地震が多いから長持ちしない」と言われていたのは戦後の経済成長期の話。
省エネ性、断熱性を最高水準レベルで追及していくことで建物は長持ちさせることができるし、価値が落ちない状況も実現することが可能になってきました。そのためには初期費用が10~15%程度アップしてしまいますが、住宅の一生にかかるライフサイクルコストと比較すれば小さなものだといえます。
木造でも鉄筋コンクリート造でも、現代の技術で設計・工事をして点検メンテナンスをきちんと行えば100年以上住むことができるのです。子どもの世代まで残すことができる、資産として価値があるということです。
これからの人生100年時代、初期投資のコストを削って30年程度で住めなくなってしまう家を建てるのか、100年以上住めるライフサイクルコストの低い家を建てるのか。これまでの考え方を変えていく必要がありそうです。
また、健康ということだけを考えても省エネ・断熱性を追求するのは十分リターンがあります。日本では年間、室内で亡くなる人が3万人程度いるといわれ、その大半がヒートショックによるものと言われています。寝たきりなる人もたくさんいることを考えると、住宅の性能を最高水準のレベルに維持することは家族の命、健康を守ることにつながります。
上の絵のように、建設当初にかかる費用は氷山の一角であることを理解して、住宅の一生にかかるライフサイクルコストという観点から考えていきたいですね。