人間らしい豊かで幸福な暮らしを営む「暮らしの達人」であること | 株式会社 青木建設|徳島の注文住宅からリノベーションまで

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2022.04.04 | スタッフブログ

人間らしい豊かで幸福な暮らしを営む「暮らしの達人」であること

真面目に作られた建築物には、すべて理由があると申します。「少しでも簡単に、長期間安心して使える」「安い費用で維持管理できる」は確かに重要なことですが、「お気に入りの住み心地を持続する」という最大の目標に対して、それらは殆どの場合、相反する要素でもあります。

もし、「経済的なパフォーマンスを主軸にした住まい」を目指したのであれば、幾多の住宅メーカーのカタログや参考となるプランや概算などを集めて価格や内容を比較・検討し、先に書いた相反する事柄を「とりあえずいい感じに」バランスをとるかと思います。
建築物、とくに『住宅』を個人が建てる(建築する)ということ。その意義は、他の一切の妥協を跳ねのけた決意の結果でありましょう。同時に、これはとても勇気が要ることでもあります。

「生活スタイルの変化」・「経済的な重さ」は、そこだけ取り上げればマイナス要因ですからね。ところがそんなことを承知の上で(もちろんじゅうぶんに熟考を重ねた上でしょうが)予算と時間が許す限り自分スタイルの住宅を構築することは可能です。

住宅建築におけるデザインはファッションに似て、地域特性・時代・自然環境ごとに適した流行りのスタイルがあります。だからこそ住む人がこれからの『生活スタイルのためのブレない意思』を持つ事は、実はとても大切なことです。

建築は”商品”とは随分違いますが、やはり良し悪しを吟味し、最終的に買う/買わないを判断する私たち消費者の心の中に、実はこういうモノづくりを期待している部分があるような気がします。あたりを見回してみれば、マーケットリサーチによる消費者の嗜好やら、時代のトレンドやらにおもねった”商品”ばかり。確かにそういう”商品”は多くの人にフィットするでしょう。

それはそれで素晴らしいことですが、そんなふうに作り笑いを浮かべながらすり寄ってくる”商品”ではなく、「これでも喰らえっ!」と言わんばかりの気概・気迫で造られた住宅建築に、一発グーで殴られてみたい。そんな一生に一度の魅力を詰め込んでみるのも住宅の楽しみだと思うのです。

Fuji

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