夏も冬も気持ちよく暮らせる家を手に入れるには・・・② | 株式会社 青木建設|徳島の注文住宅からリノベーションまで

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2018.02.02 | スタッフブログ

夏も冬も気持ちよく暮らせる家を手に入れるには・・・②

☆夏も冬も 気持ちよく過ごせる環境とそのメカニズムを知ろう☆

前回お話したように、私たちが「暑い」「ちょうど気持ち良い」「寒い」と感じるその感覚は、自分の熱をどういう環境でどれくらい捨てるか、そのバランスで決まります。つまり、気持ちよい、と感じるには、夏でも冬でも適度に体から熱を放出できる空間をつくることが必要ということです。

人が室内で周りに熱を放出するとき、「対流」によるルートと、「放射」による2つのルートがとても重要です。

「対流」とは液体や気体を介して熱が移動することです。室内で考えると人の熱が周りの空気に伝わることなので、エアコンで周りの空気温度を調整してあげればすぐに放熱量が変化します。

「放射」は温度差がある物体間で遠赤外線を通して熱が移動することです。たき火にあたると暖かかったり、室内では壁や床の熱が空気を素通りして体に伝わるのが放射によるものです。

夏でも冬でも「対流」と「放射」によって適度に体から熱を放出できる空間が快適な温熱環境です。 しかし、例えば冬に「床・壁・天井・窓の表面温度が高くて室温が低い」場合と、「床・壁・天井・窓の表面温度が低くて室温が高い」場合とでは、人は前者のほうをより快適だと感じます。 これは夏でも同じで、室温や温風・冷風になど「対流」による熱よりも壁や床から直接伝わる「放射」による熱のほうが快適だと感じるので、「放射」を生かした家づくりをすることが快適な室内環境を実現するために最も大切になるのです。    

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