”ここにしかない価値”のつくり方～空間編

2019.09.30 | スタッフブログ

空間デザインは、手で触れられるデザインです。

そこで「素材」が大事になってきます。その空間にいなければわからない”質感”を表現することは、

その空間のアイデンティティ表現には欠かせません。

「あなたの望むお家は、長年にわたり住みたい家ですか？」とどこかのCMの脚本のように文字にしてみると、

いろいろな意味で個人的にとても違和感があります。

多くの新建材というフェイク(本物に似せたもの）は、本物の木や石よりもコストが安く済み、

なおかつ施工性がよく、メンテナンス性も優れている（いわゆるリスクが低い）との謳い文句が並びます。

しかしながら、居心地のよい空間をつくるためには、本物の素材を使って空間をつくることも大事なポイント。

空間の持つ”質感”が変わるのです。”質感”は写真ではわかりませんが、出来上がったときに

「この家はなんかいいな」と感じさせる力があります。そしてなにより、自分のお家という愛着がぐっと増します。

限られた予算の中でもこだわりを持ってうまく本物の素材を使うことで、

予算をコントロールしながら居心地のよさを増すことができるでしょう。

Fuji