青木建設
質問の多い工務店
最後にたどり着いた工務店は、
質問の多い工務店でした。
2020.09.23 | スタッフブログ
結婚して子供が生まれて、そろそろ家を建てたいなあ、と思いながらも、実際に家を建てよう!となると何から始めたらいいのかわからない、という声をよく耳にします。
「そんな時はぜひ青木建設へ!」と言いたいところですが、直接的すぎてあまり警戒されてもいけませんので(笑)、私たち工務店のほかにどんなところが新築をするときの「依頼先」となるのか、ざっくりお話ししますね。
1.ハウスメーカー
2.不動産会社
3.ゼネコン
4.工務店
5.設計事務所
まず、1.のハウスメーカー。
基本的に各都道府県に支店やモデルハウスを置いて全国展開している会社です。建築だけでなく土地の販売から住宅ローンの斡旋など、幅広いサービスを自社やグループ会社で包括して提供しています。
2.不動産会社
全国展開している大企業から駅前などで見かける老舗の不動産屋さんまでを含みますが、土地や分譲住宅、中古住宅といった不動産の販売や賃貸住宅事業を主業務としている会社をいいます。
土地は不動産会社を通して購入し、建築はハウスメーカーや工務店でというケースも多いですし、不動産会社が建築まで手配するケースもあります。
複数の都道府県で事業を展開している大規模な分譲事業中心の不動産会社を「パワービルダー」と呼ぶこともあります。
3.地元ゼネコン
地域で事業を行う総合建設業です。
公共工事やビルや店舗などの建築を手がけるだけでなく、一部門として住宅建築や分譲住宅販売を行うケースも増えています。
もちろん、全国規模で事業を行う大手ゼネコンも住宅の設計施工を行っています。
4.工務店
地域で事業を行う私たちのような建築会社で、基本的には設計から施工、アフターサービスまで一貫して責任をもって提供する業態を指します。
規模が大きな工務店を「ビルダー」と呼ぶこともありますが、基本的な業態は同じです。
「自然素材の木の家」を得意とする工務店が多く、そんな家を求めるなら選択肢となります。
最近は、建築だけでなく、土地や分譲住宅、中古住宅など不動産の販売、リフォーム・リノベーション、家具や雑貨の販売、ローンの斡旋など、住生活のニーズにトータルで対応する工務店も増えています。
5.設計事務所
いわゆる建築家が主宰する、設計業務および設計した家がきちんと建築されるよう管理する業務を行うのが設計事務所です。
基本的に施工は行わず、施工は工務店などと別に契約して行うことになります。
建築家+所員と呼ばれるスタッフ数人で運営していて、建築家1人だけというケースも少なくありません。
建築家の設計スキルと個性を生かす家づくりをしたい場合の選択肢です。
違いがわかりにくい,とよく言われるハウスメーカーと工務店について、飲食業のたとえ話で違いに触れてみたいと思います(そもそも事業規模が大きく異なるのですが…)。
ハウスメーカーは、チェーン展開している「ファミリーレストラン」だとイメージしてみてください。
知名度があり、全国均一な品質で、メニュー(建物のバリエーション)も多く、建物も規格化や工場生産化されており、大半の業務がマニュアル化されており、品質に対する安心感はあります。
一方、規格・マニュアルから外れるオーダー(注文)を出す場合は対応できなかったり、追加料金が必要な場合もあるので、確認が必要です。
一方工務店は、地元の洋食屋をイメージしてください。
地元では知られていて、敷居が低くて親しみやすく、例えばハンバーグのような手作りの名物料理があり(得意な家づくりがあり)、腕で勝負している少数精鋭のイメージです。
技術力が高い工務店は特に様々なオーダーに応じてもらえます。
一方で性能面などはプロとしての提案をしてくれる工務店も多く(ここが得意な家づくりになっているケースが多い!!)、プロの提案を受け入れた方が結果としていい家になることも多いです。
工務店、というと何となく、ひと昔前のような、野暮ったいような、そんなイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、最近は建物もオシャレでスタイリッシュで、SNSなどを活用した情報発信にも積極的に取り組んでおり、フレッシュなスタッフが揃った工務店がたくさんあります!(青木建設のインスタグラム、FACEBOOKもぜひフォローしてみてくださいね。)
どちらにしても、一長一短、それぞれ得意不得意もありますので、自分のしたい暮らしや家づくりの優先項目をしっかり考えること、それらを予算内で実現してくれそうなところを検討することが大切です。