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2022.02.21 | スタッフブログ

『冬に窓開け換気をする』場合、エアコンの運転はどうしたらいいの?

感染症予防のため、寒い冬場の暖房使用時であっても室内の換気は必須ですが、エアコンは換気の際に“つけっぱなし”にしたほうがいいのか、それとも“こまめにオン・オフ”をするのがいいのか。
今回は換気の効果と省エネの観点から、冬のエアコン暖房の適切な操作方法について、解説します。

確かに、冬に窓開け換気をすると屋外の冷たい空気が入り、“エアコン運転にかかる電気代や部屋の温度と湿度の低下が気になる”という方は多いと思います。現代の住宅の多くは気密性が高く快適性が向上している一方で、換気をしないと汚染物質が溜まりやすい特徴もあります。

“エアコンをつけているから換気は大丈夫”と思っている方もおられますが、多くのエアコンは室内を暖めたり冷やしたりするために室内の空気を循環させる仕組みで、換気はしていません。冬の寒い日であっても、換気は別に考える必要があります。

では、どうすれば電気代が抑えられるのか換気の工夫をお教えします。

(換気は、室内に新鮮な空気を取り込んで、淀んだ空気を改善する手段です。空気中に溜まった二酸化炭素や化学物質などの汚染物質を薄めたり屋外に追い出したりできるため、呼吸器感染症の感染リスクの低減も期待できます。)

窓の開け方で暖房効率が変わる?
〇冬場の朝や外出先から帰ってきた場合には、まずエアコンの暖房を入れ、部屋が暖かくなってから換気しましょう。冷えた壁、床、天井を暖めておくことで部屋の各部位の温度が(蓄熱されて)下がりにくくなり、快適に過ごせます。部屋の温度が上がる前に窓を開けてしまうと、室温とエアコンの設定温度の差が広がり、エアコンにかかる負荷が大きくなって電気代が上がってしまう原因になります。

〇窓開け後も昼間は窓からの日差しを取り入れ、夜はカーテンを閉めて窓からの冷気を抑えると暖房効果が高まります。起床時間や帰宅時間が分かっている場合にはエアコンのタイマー機能を使い、あらかじめ部屋を暖めておくことも有効です。

〇冬場の換気の際に“少し寒いな”と感じたら、『5分より少し短めの換気を2回』を目安にしましょう。

〇多くの日本の住宅ではエアコンは窓の近くに設置されています。エアコンをつけたままで換気をする場合は、できるだけエアコンから離れた窓を開けてください。エアコンの暖かい空気がその窓から逃げてしまうと効率的な暖房ができず、エアコンに負荷がかかり続けて電気代が上がる原因となります。

冬場は室内と室外の温度差が大きく、暖かい空気が冷たいところに逃げようとする(気流が発生する)ため、窓を開けると空気が自然に流れやすくなります。また、室内外の気温差が大きいため、夏場より少し短い時間でも必要量の換気ができます。そして結露の抑制にも有効です。キッチンのレンジフードを運転することも、短時間での効率的な換気につながります。

高性能な住宅の換気方法には高効率な熱交換機能をもつ第1種換気(機械換気)をおすすめしますが、二酸化炭素濃度のコントロールやその他の汚染物質すべてを取り除くことはできません。日頃からフィルターなどのメンテナンスや取扱説明書に従った正しい使い方をする必要があります。
Fuji

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