青木建設
質問の多い工務店
最後にたどり着いた工務店は、
質問の多い工務店でした。
2020.04.06 | スタッフブログ
「低炭素住宅」を理解するのは、なかなか容易ではありません。
石油や鉄などの資源は地球の奥から掘り出して使用している資源で、これを活用した建築物、自動車、衣類、その他の製品により私たちの現代生活は豊かなものとなっています。
しかし、これらの化石資源や地下資源は無限に生産されてくるものではありません。これに対して、我が国は国土の約70%を森林に覆われています。
森林(特に自然林)は炭素固定機能を有し、現代の社会生活によって放出された二酸化炭素(温室効果ガス)を光合成によって樹木という形に変えて蓄積していることになります。
この炭素固定能力を維持、増進させていく必要がありますが、樹木も生物であるため、高齢化するとその能力は低下します。このため、十分に成長した樹木は伐採して建築物に使用し、炭素を建築物内に貯蔵するとともに、伐採後の山には生態系をなるべく崩さない若い木を植林することが温室効果ガスの抑制には有効です。
地球温暖化予測情報第9 巻(気象庁)には、過去の気象データに基づく気候変化の予測が示されています。
そのなかで想定される4つのシナリオが計算通りになるかどうかはわかりませんが、温暖化を抑制するために人や社会、経済の在り方を気候変動に合わせて変えていく「適応策」が進められています。(パリ協定)
このような見地から、日本では公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律が2011年に施行され、積極的に建築物に木材を有効活用しようという機運が高まっています。
地球温暖化情報ポータルサイト(気象庁) 徳島県の気候変動に関する情報(徳島県版)
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