脱炭素型ライフスタイルとは? | 株式会社 青木建設|徳島の注文住宅からリノベーションまで

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2021.12.13 | スタッフブログ

脱炭素型ライフスタイルとは?

衣食住や余暇の過ごし方をはじめとする私たちのライフスタイルは、気候変動への影響とその対策に密接な関わりがあります。市民の暮らしを支えるためにライフスタイルに関連して排出される二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスは、全体の約6割を占めています 。2050年までの「カーボンニュートラル」の実現が政府により宣言され、数多くの自治体が「ゼロカーボン・シティ」宣言を行っているように、脱炭素社会へ向けた機運が高まっています。しかし、政府や企業が主に担うエネルギーシステムの転換などの供給側の対策についての議論は行われていますが、気候危機を乗り越えるためには市民や地域に具体的に何ができるのかについての情報は十分ではありませんでした。

 参照元:[ 国立環境研究所 ]脱炭素型ライフスタイルの選択肢より

こうした中で、脱炭素型ライフスタイル(気候変動への影響を小さくする持続可能なライフスタイル)への注目が高まっています。これまでの対策の中心であった再生可能エネルギーや移動手段だけでなく、食生活、衣類などの消費財の購入も含め、市民の暮らしを支えるあらゆる製品やサービスは、その製造、輸送、使用から廃棄までの間に生じる温室効果ガスを排出しています。これらの消費のあり方を見直し、脱炭素型の製品やサービスを利用していくことが、温室効果ガスを削減する持続可能なライフスタイルにつながります。

     参照元:日本の52都市におけるカーボンフットプリント比較[ 国立環境研究所 ](Ryu Koide)

気候変動による異常気象、海面上昇、食糧供給、生態系破壊などへの重大な影響を低減するために、地球の平均気温上昇を1.5℃未満に抑えることの重要性が国際的に認識されています。

この目標を達成するためには、世界全体で2030年には1人1年あたりのカーボンフットプリントを(※)2500〜3200 kgCO2e(下限〜上限目標)に抑えることが必要です。

※…出典:公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES: アイジェス)「1.5°Cライフスタイル ― 脱炭素型の暮らしを実現する選択肢 ― 日本語要約版」の研究・分析による
https://www.iges.or.jp/jp
https://www.iges.or.jp/en/pub/15-lifestyles/ja

地球温暖化に対する対策には、原因となる温室効果ガスの排出を抑制する「緩和」とすでに起こりつつある、あるいは起こりうる温暖化の影響に対して、自然や社会のあり方を調整する「適応」があります。温暖化の原因に直接働きかける「緩和」を進めることが必要ですが、緩和を進めても、温室効果ガスの濃度が下がるには時間がかかるため、ある程度の温暖化の影響は避けることができないといわれています。そこで、「緩和」と同時に差し迫った影響に対して、「適応」を進めることが必要です。

わかりやすい表現ではありませんが、日本の場合、車を使わない個人旅行、ライドシェアリング、電気自動車やハイブリッド車の利用、車両燃費の改善、通勤距離の短縮、再生可能エネルギーにより発電された系統電力への移行、太陽光自家発電などの系統によらず供給される再生可能エネルギーの利用、コンパクトな居住空間、家電製品の効率向上、菜食などがあるとされています。

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