―快適な夏を過ごすために―

2022.06.27 | スタッフブログ

扇風機といえば夏の暑さを潤すのに欠かせない風物詩。
現代ではコンパクトで携帯できるものもあり、家電の定番でもある扇風機。
「エアコンと一緒に。って聞くけど・・・」　快適室内をつくるコツ、ご紹介いたします。

扇風機はエアコンの普及と共に、その役割を大きく変えようとしています。最近の扇風機は、エアコンとの併用を考えて、様々な工夫を凝らした機能が追加されています。
これらを上手に活用することで、より快適に過ごすことができます。

暖かい空気は天井付近にたまりがち。夏は足元に溜まりがちなエアコンの冷気を上向きの扇風機やサーキュレーターで部屋中に対流させることで､体感温度（肌で感じる温度）を下げ、いっそう快適に感じられます。手軽に設置できますが、運転音が気になる場合もございます。

だけど、もっと快適な室内環境を構築するにはどうしたらいいのか。

部屋に快適な風の通り道をつくり体感温度を下げることができる、扇風機に似た役割の中に「シーリングファン」があります。

シーリングファンは天井の強度が必要な場合が多いため取付には制約がありますが、新築で高い天井のある空間でおすすめします。インテリアを飾るアクセントになるだけではなく、心地よい送風と空気の循環を、少ない消費電力と静かな動作音で部屋を快適にしてくれます。

そしてとっておきの快適アイテムは、除湿機になります。除湿機は空気中の水分だけを取り出し、室温はあまり変化させない（機器の特性・使用方法によります）ので、特に多湿な梅雨時を快適に過ごすためには持ってこい。湿度を抑制することで、室温の冷え過ぎの抑制とカビの発生を抑えて健康被害を防ぐ効能もあります。

家電製品としての除湿機は、梅雨どきの家電量販店でよく見かけることと思います。除湿専用機能による湿度抑制をする快適さは格別で、冷え過ぎを抑制して快適な効果を実感できると思います。室内干し用途以外にも快適な室内環境に随分活躍できる機種が増えてきています。（梅雨時期の強い味方～過去ブログより）

建築工事の機械設備としては、エアコン以外ではダクト式熱交換機能付き第1種換気システムのなかにも湿度を抑制する機能のモデルもあります。

”涼しさ”という「気分を上げる（感じる）」もののなかには、香り・色（光）・手触りなど、まだまだ涼しくすごす工夫はたくさんあります。数値や指数で表す快適性とはあくまでも測定結果であって、数値以上のアイディアが無い訳ではありません。
体と心をいたわりながらすごすのも家の楽しみ方の一つといえるでしょう。

Fuji